クレーの王子様

はあ。。。。
素晴らしかった。
全仏オープン男子決勝。
ロジャー・フェデラーvsラファエル・ナダル

今年こそ、フェデラーが生涯グランドスラムを達成する!
と年始に思ったのに!!
昨日はナダルの、冷静で、力強く粘り強い、完璧なプレーの前に
完全にやられてしまった。はあ。。。。
ものすごい、フェデラーを応援していたのに。

ナダルは19歳で全仏デビューして、
20歳、21歳と、これで3連覇達成。
・・・来年は、もっと経験を積んで、さらに強くなっているかもしれない。
そう思うと、フェデラーの25歳という年齢から考えて、
今年が、「ナダルを相手にクレーで勝つ最大のチャンス」
だったと思う。

フェデラーは、それまでの全試合で、
クレーなのにサーブ&ダッシュを繰り返し多用してきた。
ここは芝のコートなの?というほどのプレイの数々。
それは、対ナダル対策だと誰もが感じていたはずで、
事実、昨日も何度かはフェデラーもネットにつめた。
だけども、ナダルの強烈なスピンのかかったボールのせいか、
いつもの華麗なボレーが決まらない。アタックする回数もわずかなのだ。
高く高くバウンドするボールに苦しんでいた。
なんといっても、スピンにはスピンで対応するしかなかったのか、
いつもの多彩なショットがみられなかった。
いろんなことのできる選手だというのに。
それだけナダルが完璧だった。

フェデラーは、この大会を通じて、ファーストサーブの確率が低すぎた。
格下相手ならば、彼ならセカンドサーブでなんとかしてきたけど
相手はクレーの王(子)様なのだ。

第一セットを落としたとき、今回ばかりは挑戦者として臨んだであろうフェデラーは、
すでに窮地に追い込まれてしまった。

スタンドの声援がロジャーにかたよっているのをみて
みんなが、フェデラーの劣勢を目の当たりにして、「弱いほう」を応援している
と思ったら、珍しいものをみてしまったなあ、と思った。
いつもいつも、フェデラーが強いほうだから。

あーーーーあ。。。
でも最初から最後まで、観てるほうすら緊張して緊張して、
張り詰めたようないい試合でした。

今度はすぐに、ウィンブルドンが始まる。
フェデラーの一番大好きな、庭。
そこですかっと勝って連勝記録をのばしてほしい。

今回の敗戦で、フェデラーはとてもショックだと思う。
今年はカニャスに二度敗れたりと、いろいろなことがあるけど
私はやっぱり彼の華麗な、端正なプレーが好きだ。

10月のAIG JAPAN OPENのチケットもギリギリとれた。
もっといい席狙ってたのに〜!

でも、これで順調にいけば、生フェデラーが観れる!!
ほんと、練習とかも見学にいきたいな〜。