お父さんの最後から2番目に発した言葉。
「桜花賞」
絶対馬券を買おうと思ってたんだけど、まさかのまさか。忘れてしまって。
ノン君が買ってて、とっても惜しかったらしい。
お父さんのことを思い出す。
というよりも浮かんでくる。
今はそうやってゆっくり、自分のペースでみつめていけたらいい。
お父さんが入院していて、最後のほうに近づいていっていたときと今と
どちらがつらいっていったら
最後に近づいていた日々だったかもしれない。
私は、「死」について、
なんにも、なんにもわかってなかった。
今もわかってはないけど。