ロジャー・フェデラーの全豪オープン

「今年はロジャーが年間グランドスラムを達成する」
グランドスラムのはじまり、全豪オープン
大会前の私の予想。
というよりも、確信。
のぶちんにも
「今年のフェデラーは史上最強のテニスプレイヤーなんだから観たほうがよい!」
となかば強引にテレビのチャンネル権を奪取してみたりした。

それでもまさか、
1セットも落とさずに大会を終えるなんて誰が想像できただろう。
しかもセミ・ファイナルのロディック戦。
圧巻だった。神降臨を拝みました。
wowowの柳さんもダバディーも、島村さんも
「神」を口にしていました。
と、いうよりも、全世界的に、同時に、その言葉があふれてきたようだ。
海外のメディアも王者から神へ、というニュアンスだったらしい。
圧倒的な様は、どこの誰が見ても同じだということ。


私も、去年の全米、上海のマスターズカップと、ロディックのがんばりに
とても気持ちのよいものを感じていた。
コーチがジミー・コナーズに変わってから、こうもころっと「気持ちが」成長するなんて。
ロディックは才能あふれる一流の選手。
だけど、私の好みではありません。
私は、精神の強い、力任せでない選手が、どんなスポーツでもお気に入りなのです。

それが一番すばらしい形で結実しているのがロジャー。
サッカーだったらジダン
私は天才に弱い。

しかし、テニスでいったら、私は長年アガシのファンだった。
ベースラインプレイヤーが好きだからです。
そして、彼は超一流(一流ではない)の「自我」をもっていたから。
サンプラス全盛だったけども、私はサンプラスは苦手だった。
「ただ強い」選手に見えていたからだ。
ま、アガシを応援している立場からすれば、サンプラスは思いっきりヒールだったし。

なので、なにも、「ナンバーワン好き」ではない。
天才とナンバーワンは同義ではないから。

しかし。
私もなにげに小学校からテニス4大大会の試合はチェックしてきましたが
(途中、ビックサーバー、それはベッカーなどの全盛に辟易してみなかったけど)
ついに現れたのがロジャー。

それまでも好きで応援している選手はもちろんいたけど、
そんな次元ではない。
まさにくぎづけ。
「魅せられて」ジュディ・オング状態。

これから、5月に全仏オープンだ。
去年の5回の敗戦のうちの4回がナダルに負けたもの。
そのうちの4大大会での敗戦は、クレーコートローランギャロス、全仏のみ。

今年は勝つ。
去年だってあと一歩だった。
クレーでのナダルはとてもとてもねばり強くて強敵だけど、
それでも今年は勝つだろう。

日曜日の決勝戦を昨日も観ていた。
まだ足りない。まだ観たい。

4大大会以外の試合も今年は観たいな。
ATPをケーブルがどれだけ放映してるのかな。

あ、バグダティスとフェルナンド・ゴンサレス
この二人は今年応援しちゃうなあ。。。
ゴンサレス、去年と全然違ってた。
プレーも表情も。
まるでフェデラーのような。
落ち着いたいい表情。
私も、あんな表情してみたいもの。