王と鳥を観る

plati-gialos2006-08-13


宮崎駿高畑勲が影響を受けたというフランスのアニメ作品。
1947年 「やぶにらみの暴君」
1979年 やぶにらみの暴君を下敷きに、「王と鳥」完成。
ジャン・グリモー監督。


のぶちんが久々に観たいといってきた映画。
蓮沼にスケートと海遊びをしにいこうかと思っていたけど、
昨日のぶちんが飲んできたので、午後出発。
なので、海は無理なので、映画に変更。

100点満点で45点。
これは、大人の為の寓話だ。
フランス映画だからなのか、寓話っぽい作りのせいなのか、
とても感覚的。
説明が一切なく話はすすんでいくので、まあなんとなくわかって観てる。
風刺のきいた、スパイスたっぷり、な内容。
話しの軸はまさに人間のゆがんだ社会を描いている。
王様って・・・。従者って・・・。弱者がいて・・・。
愛はそんな世界にもあって。
王さま〜!?どこいったの〜?いいの〜!?っていうのもあり。
ネタバレしたらまずいので書けませんが、結構私はそこは好きなくだり。
ラストは当時でいったらきっと、衝撃のラストだったのではないのかな??
今じゃ普通だけど。
あのメッセージを、宮崎駿は受け継いでいるのだなあ、と思った。

「避雷針泥棒」

1944年、ジャン・グリモー監督。
10分間の小品。
なにゆえ避雷針を泥棒???というシュールな話。
なんていうか、芸術作品だな、と思う。
話が面白い!ではない。私にとっては。
映像を楽しむ作品。