愛玉子(オーギョウチー)

んー。もう何年たってるかなあ。
だいぶ長い間、是非いってみたいなあ、と思っていたお店。
それは谷中の愛玉子
ゼリーのような、寒天のような、台湾のデザートをだしているお店。
横浜の中華街にこの愛玉子が売っていたので、2回そこでは買ってきて
食べていて、今も冷蔵庫にひとつあるけど、
この谷中の、日本で一件だけであろうお店に、とうとう今日行ってきた。

それ自体に味はないので、感触を楽しむ。
お店をみつけて、入った時、誰〜〜もいなかった。
お店、やってます?って聞いたら、やってますよ、といわれ。
真ん真ん中の席に着いてみた。
そしたら。3分位したら、大学生男子11人御一行がやってきた。
うそ〜ん。
人呼んだ?呼んだのか?
たぶん、谷中を巡ってきたみたい。なんだこの盛り上がりは。
私、一人だから知らんぷりしてるけど。あまりのはしゃぎぶりがおかしい。
と、また、女性2人組が入ってきた。店、満席。
なんだこれ?
しばらく雑談を聞きながら、シンプルな愛玉子を食べ終えたので、店をでた。
なんでも、ゼリーみたいなのに、米とおなじくらいのカロリーがあるんだって。
一瞬すごい引いた。そしてなんだか満腹感が押し寄せてきた。
店をでて、写真をパチリ。まあ、店内も撮ったけど。

その後、あたりを見回すと、昔のお風呂をギャラリーにしているとこが
あったので、のぞいていく。韓国人の女性の作品。そぎ落としていく感じ。

で、そこにあったパンフで、今谷中の古い町と人とアートを考える、
みたいな展示を開催していると知る。芸大の学生がやっているみたい。
谷中霊園の空き地と、その近くの、古い民家で。
行ってみる。
だけど、霊園で30分位迷いまくり。
疲れた。地図がわかんないよお〜。
やっとみつけた空き地は、がらーんとしていた。
作品は展示されているけど、本当にこじんまりと。
自転車の作品が、「なんだこれ?」って笑えた。
でもここに書くほどもないのかなあ。
あと、民家は、木の彫刻家が住んでいて、実家兼アトリエとして使っていたらしい。
ここの展示は、面白いのがあった。
シャボン玉が延々ふってくる部屋。ちょっとだけノスタルジックで異空間な感じ。
あとは、斜めに置かれた床。これもすんなり受け入れた。
なんかわかんないけど、いい。なんか哀しげで。
二階の展示もみる。家が一番すごかったかなあ。
年月と、日本の美意識みたいなところで。
なかまでみれたことが嬉しかった。